北海道ツーリング2009<其の二>洞爺湖へ・・走行距離約200km(前編)


この日の走行ルートは赤い線です。


約18時間の船旅終了


二日目の朝4時30分。小樽に上陸。
バイクは最終下船となるので、実際に小樽を発ったのは5時過ぎ。


この日は洞爺湖のホテルに宿泊で、小樽から比較的近いのでいくつか寄り道をする事になりました。(もともとバイクで走るのが目的だし)


以前、函館でハセガワストアの『やきとり弁当』を食べて、その味が忘れられず・・・
ネットで調べてみたら、函館以外のセイコーマート(倶知安北1条店・虻田郡倶知安町北1条東1丁目3番地)でも販売している事を知りました。
よってこの日の第一目標は、『やきとり弁当』。
小樽で観光する事もなく、ただひたすら国道393号の山道をひた走る・・・


くねくねのヘヤピンカーブを越えたあたりの『毛無山』展望台




この後、羊蹄山に向かってバイクを走らせましたが
お天気に恵まれているものの、楽しみにしていた羊蹄山はコンモリと雲で覆われており・・・
う〜ん、残念。


小樽から約100kmくらいですかね・・・クネクネの山道であるものの、さすが北海道。道は広いし車も少ない。快適に目的地・倶知安市街(やきとり弁当)へあっという間に到着。


・・が。函館ではいつの時間帯でも作ってくれる『やきとり弁当』ですが、ここは10時から販売でした。
まだ二時間以上あるわ!!


という事で、急遽ニセコ方面へとツーリングが開始された。



ここはどこ?
という感じで・・・はっきりと地名が分からないですが、白い岩肌が特徴的。
おそらく硫黄山(イワオヌプリ)あたりだと・・・・


このあたりに駐車場および休憩スペースが設けられており、
そこでバイク駐輪して休んでいると、硫黄山(?)への登山口らしき道を発見。
普段は山登りやハイキングなどが苦手な夫婦なのに、なぜかこの日は途中まで登ってみることにしました。



結構登ったつもりの展望台。山小屋らしきものが見える



長―い階段。この先からが本格的な山登りのようだ。


後からきた年配の方(写真の後ろ姿の人)と少し談笑した後、その方はさらに上を目指して登っていかれました。
私たちは・・・当然下山(大げさ)です。


展望台からは、山小屋のような休憩所が見えたので、そちらへ続いていると思われる道をダンナに勧められました。
登ってきた階段は結構急で、女性が下るのはシンドそうだったので、見た目ではなだらかに見えるダンナお勧めのルートを下ることにしました。ダンナは登ってきた道を下ってバイクに乗り、山小屋で合流する事になりました。



すると・・・・
石の階段を下りきったところはT路地となっていて・・・
開けているものの、目の前にはこのような川が流れており・・・


右へ行くルートは山の方へ続いており
左へ行くルートは私たちが走ってきた幹線道路に出そうな感じだったので
私は迷わず左へと進みました。。。



これがまたまた大失敗!!

最初は、こんな感じで板が敷いてあったので。。。騙された・・


せっかく下ってきたのに、今度は再び登りの階段に変化してゆき、
さらには人がめったに通らないのか、草木が生い茂ってところどころ道をふさいでいて、
虫や草木を押しのけるようにして階段を登るハメに・・・


距離感が分からないので、登れど進めど、いつまでたっても抜けられない感覚です。。。
熊が出てきたらどうしよう・・・とか。。。う〜!!ダンナに騙された〜・・・!!
虫も苦手な私は、早くそこから抜け出たくて頭はパニック寸前状態。本当に遭難するかと思った・・・・(大ゲサじゃなく、真面目にです)



やっと抜けた時は、なんとバイクを駐輪した場所に戻っていました。
しかも、バイクはダンナとともに姿を消しているし。。。


私は、すでにゼェハァと息が高くなってましたが、そこから数百メートルの山小屋へと幹線道路沿いを歩いて、ダンナと合流しました。



ダンナはその事を知ると、もうそれは大笑いです。。。
ムッカ〜!!!!!そもそもダンナに勧められたルートを行ったからこんな目に遭ったのにぃぃ!!キ〜ッ!!


結局。
ダンナが言うには、T路地を右方向へ進めば山小屋方面に進んだのではないか・・・と言うんですけど・・・行き先が見えないから不安ですよ。山へ入っていってしまうような気がしたから。



煮えたぎる腹が収まらぬうちに、バイクはさらに進み・・・
パノラマラインを通ってニセコ積丹小樽海岸国定公園方面へ。


「神仙沼」
  


ここまで辿りつくのに徒歩20分強。戻るのに同じ時間。往復計一時間。
普段だったら大したことない道のり。平らだから助かったけど、先ほどの山道での疲労がずっしりとのしかかる・・・
でも沼はとっても静かで綺麗でした〜。透明度が高かった。
先ほどの遭難もどき事件の事もすっかり忘れて、心癒されました。。。



ここで、ほぼ同じペースで歩いていた男性と談笑。
函館から一人で観光にきたといっておりました。
何回もすれ違いながら来たので、途中も挨拶をかわしながら歩いてたんですが、
ここで一息ついた時に、例の「やきとり弁当」の話をダンナとしていたら、この話題に食いついてきました。(函館で有名な弁当なんで)


それにしても。
ツーリング中に、こんなに歩いたのは
我が家のツーリング史上始まって以来かもしれない。。。


後編へ続く・・・