GW2009 飛騨高山ツーリング<その二>


二日目。
期待はあっけなく挫かれ・・・


前日までの天気予報(曇り時々晴れ)からすで天気は急変。
この日も朝から燦々と雨が降っていてヘコみました・・・
早めの朝食をとった後、いつ雨がやむかもしれない中、ホテルに逗留となりました。
この走りたくても外に出れない待ち時間が、非常に空しく長く感じるものです。



10時頃でしょうか。思ったより早めに雨がやみ、天候は相変わらず不安定だったので
最初からカッパを装着してホテルを出発。



高山市内から国道158号線白川郷方面へ。



アップダウンのゆるい山道と適度なカーブ、見晴らしの良いワイディングロード。
美しい新緑に囲まれて、とても気持ちのよい道でした。


158号から国道156号線へ合流、御母衣ダム(湖)を右手に沿うように北上。
こちらはまた、雪がほんのりと残る中央アルプスを望む美しい風景。
久々に、気持ちのよいツーリングが堪能できました。


 



天気は、ところどころ小雨に降られましたが、
前日の辛い長時間の雨を経験している分、多少の雨ではまったく動じず。
むしろ、小雨程度で嬉しいかぎりです。
そのうち晴れ間が少しずつ見えてきて・・・
気が付けば目的地の白川郷駐車場、せせらぎ公園に到着〜!!




せせらぎ公園白川郷を結ぶ橋。
あの向こうが合掌造りで有名な、世界遺産白川郷です〜☆



お天気も、白川郷の周辺だけスッポリと青空。なんてラッキー☆
心も晴れ晴れ。思う存分、白川郷を散策♪



  

日本昔ばなし』そのまんま☆御伽草子の世界に行ったみたいでした〜


せっかく来たから、合掌造りの内部も見学しました。(長瀬家・・入館料300円)



 


家の中は、四層構造になっていました。(写真は一階部分)
二階から上の階は、昔ながらの農具や生活道具などが所狭しと展示してあり


北海道の農家の次男坊である主人は、その超古い農具たちを見つめながら
「あ、これ家にあった・・・あ・・これ見た事ある・・・」と、ひとり呟いておりました。



「結」と呼ばれる、白川郷茅葺き屋根の葺き替え作業(30〜40年に一度)
長瀬家の葺き替え作業の様子は、NHKスペシャルでも放映されたそうです。(居間でビデオを放映中)

この時は、村人総出で協力し合って葺き替えるそうです。大変な作業ですね。



白川郷去り際に、前日の高山で食べそびれた飛騨牛コロッケ、飛騨牛肉まんを昼食代わりに食しました。
甘辛い味がしっかりついていて、美味しかったです〜
特にコロッケ。



白川郷を出た後は、そのまま156号を北上。同じく世界遺産五箇山(富山県)の合掌づくりを見にいきました。




いや〜・・・飛騨高山付近では、これでもか・・
と、しつこいほどに「さるぼぼ」ばかり目にしましたが、
同じ世界遺産の合掌村とはいっても、こちらお隣の富山県


さすがに「さるぼぼ」は無かったです。




しかし、お隣の岐阜県名物「さるぼぼ」や「白川郷」が有名すぎるだけに
そうとう影が薄い富山県五箇山
さるぼぼモドキの(パクった)ような「カエルぼぼ」(?)らしきものを発見・・・・(笑)




↑なにやら、黄色と緑色のさるぼぼモドキ(カエル)が並んでおりました。
でも、こっちの方が「さるぼぼ」よりカワイイかも。。。





↑その、気になる「さるぼぼ」はコレです。<本家本元のスタンダードな、さるぼぼ>
比べてみてみて!!


※ 「さるぼぼ」
飛騨弁で赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味である。
災いが去る(猿)、家内円(猿)満になるなど、縁起の良い物とされ、
お守りとしても使われている。近年では、土産として飛騨地方の観光地で多く見られる。
よく見かける基本形は、赤い体に赤く丸い顔(目鼻口は省かれる)、赤い手足(指は省かれている)、
黒い頭巾と黒い腹掛け(いわゆる「金太郎」)を纏い、座って足を前に投げ出しているか両足を広げ、
両腕を上げて広げた(いわゆる万歳の)姿である。尚、全身に亘って色が赤いのは、
赤は古くから悪霊祓い、疫病(とりわけ天然痘)除けの御利益があると見なされてきたからであるが、
近年では赤以外に黄色や緑色などさまざまなカラーバリエーションが見かけられるようになった
(wikipediaより引用)




二ヶ所の合掌づくりの里を散策しましたが、結果論・・・白川郷だけで良かったかも。
規模は小さいし、寂しい感じ・・・・御箇山のみなさん、すみません。
 



というのも、富山に足を伸ばした結果、帰る途中からまた前日のような雨に降られてしまい、
またまたホテルに到着する頃には、ぐっしょり状態になってしまったから。
白川郷からホテルに帰っていれば、こんなハメにはならなかったと思うと(苦笑)
・・・まぁ、これも結果論ですけど。





ホテルでは、綺麗なお姉さん(ホテル従業員)がタオルを持って出迎えてくれました。
ちょうどチェックイン客でごった返している中だったので、
私たちもこれからチェックインするお客だと勘違いして出迎えたようで。
連泊客だと分かった後も、(修学旅行の観光バスのせいで)
バイク駐車に手間取っていた主人をずっとホテルのロビーで待っていて、
ようやくロビーに辿りついた主人に、笑顔でタオルを手渡してくれました。


連日雨に濡れて、ヘコみ気味の私たちには、そんな心づかいがとても嬉しく感じました。
早めのチェックインといい、よいホテルだなぁとなかなかの好印象でした。


この日、修学旅行生たちが夕方から夜9時くらいまで地下の大浴場を独占。
そのかわり、最上階のもう一つ大浴場には学生が立ち入り禁止となっていたので、
一般客には何の影響もなかったです。



そういえば・・・初日、外国人(特に中国)の観光客が多く宿泊しており、
エレベーターでもレストランでも大浴場でも、飛び交うのは中国語ばかり。



こちらだけではなく、最近どこの観光地でも、日本人よりも中国や外国の観光客の方を多く目にします。
日本なのに、日本語があんまり聞こえてこないという不可思議・・・
日本語が飛び交う光景が、なんたが恋しくなってきたりして。
そんな矢先に、二日目はいきなり修学旅行の学生団体がっ!!それはそれで煩わしい気も(笑)


その三・・・最終日へつづく☆