ファンなのに・・・・


今日は、近頃たまっている毒を吐かせて頂きます。
不快になる方がいらっしゃるかもしれないので、
少しでもそう感じた方は途中で読むのをやめて下さい。
無意味に、写真も貼っております。





近年の桜井さん、HOMEツアー2007


最近、ミスチルのファンサイトのBBS(多分、一番有名で大きいと思われるサイト)で
不愉快なスレが多くて腹立つ。
たとえば、ファンのくせに、新曲やメンバーに対する不満。
これが一番イヤだ。



まともに読むと、非常に不愉快になるので
読まないようにスルーするんだけど、
そういうスレに限って、返事のコメントが多くていやんなる。


多分、反対・賛成の意見で割れていると思うんだけど、
もしアンチファンじゃないのなら、
自分のブログ立ち上げて、思いをぶちまけろっつーの。


そういう意見に対しての、アンチとも思われるファンが言うには、
ファンだからって全部受け入れたりするのは、間違っている・・・とか、
こういう批判もできる事がファンのBBSの良いところだ・・・
とかいう輩がいるけど
少なくとも、BON JOVIのファンサイトでは
メンバーの批判をする人はアンチとか荒し以外はいなかったし、
そういうスレは皆、スルーしてた。


好きなアーティストの批判をするのは
すでにファンとは言えないと私は考える。


ファンというのは
好きだからこそアーティストを応援するものではないのだろうか。



 
若かりし頃のメンバーと桜井さん。


大体、このような批判的な事を書く人間は、昔からのファンで、
特に若い10代から20代前半と思われる男性ファンの一部が、
最近のミスチルの作る楽曲に対して不満を吐き出しているようである。



ロックじゃないとか、もっとああいう曲が聞きたいとか注文する始末・・・
サービス業じゃないんだよ、アーティストは。聞きたくなきゃ聞くな。
ちゅーもん、すんな。自分でつくれっつーの。
共感できなくて、音楽が合わなくなったら、
もっと低レベルな自分にピッタリな歌手を他に捜せばいいじゃん。
ミスチルのファンは
そういう一部のマニアックなファンがいなくなっても、どんどん増え続けてんだよ。


そもそも、私から見たら、ミスチルは純粋なロックとは少し違うから。
ポップスに限りなく近いロックバンドだから。
他にロックを聴いていない人間の発言か?!
ヘビメタ・ハードロックでも聞いていなさい。



いつの桜井さんだろー。「シフクノオト」(2004年)前後かな。


だいたい、そういう不満は、ファンサイトのBBSで書く事じゃないと思う。
私と同じように感じるファンも多く(つーか、殆どの大人は批判的な人いない)、
そういう意見を返信すると、そこでバトルが勃発。
もう話になんないの。頭堅くて。お子ちゃまたち。
好きな楽曲は、人それぞれなんだし
私だってあまり好きではないナンバーあるけど、
聞く頻度が少なくなるだけで、その曲に対してあえて批判はしないよ。
(ましてや、世間で受け入れられている、好評の新曲に対して)


好きじゃない曲をある日ライブで聴いて、急に好きになる事もある。
だから好みじゃない曲も、全面的に批判なんてしないの。
好きになる可能性もあるから。それがファンなんだよ。


最近のミスチルの曲に共感できないとか
感動できないって言ってる若いファンたちは、
とどのつまり、10年前から成長してないんだよね。


彼らが子どもの頃に、
当時は反骨精神から社会風刺的な曲を何曲か作っているミスチルの曲を好きになって、
その虜になった小中学生たちなんだろうな。
「深海」チルドレンとでも言うべきか。
今もなお中身は当時の子どものままなんだね。


ちなみに、私はそういったミスチルの毒の部分も好き。
でもそれは、ただ社会批判や社会風刺を吐く為だけの歌ではなく、
こういった毒とも思われる曲を発表する事で
Sign」「Any」「GIFT」などの曲が、より現実味を帯びた曲となるから。
わざと対比させる事で
本当に伝えたい優しい歌を効果的に人々の心に強く響かせる為の曲だと思っている。





ミスチルのメンバーや桜井さんはどんどん成長していって、
一度も同じ場所に留まることなく前進し続けてる。
また、詩の内容も常に前進してゆこうとするものが多い。
とっくに、深海から抜け出しているんだよ。メンバーたち全員。
彼らはそれから、ずっと高い山を登り続けてる。



2002年「Any」の頃。桜井さんが脳梗塞で倒れる前の写真


彼らは、そんなミスチルに、置いてけぼりにされてしまった寂しい人たちだ。
ファンとは名ばかり。
歌詞の意味なんて、全く心に刻んでいないんだ。


それでも、まだファンだと豪語している。
「and I love you」の歌詞をもう一度しっかり理解しながら読んでほしいものだ。
ミスチルは、いつでも置いて行かれそうになるファンに、手を差し伸べているのに、
それに気づかずに、飛べない自分の低さにミスチルを合わせようとする人たち。
そんな人に、ファンだと名乗ってミスチルを語ってほしくないね。


「and I love you」PV (2005年)





そういう私も、Bon Joviの「ロスト・ハイウェイ」は
カントリーミュージック調だった為、好みじゃなかったし
ファンクラブの体制にも批判した時あった。
もっと昔のような、ハードロックが聞きたいと思う気持ちも、分からないでもない。


昔ながらのファンであり
リアルタイムでほぼデビュー当時からずっと一緒に過して来たからこそ、
そう感じるのかもしれない。
でも、メンバーの批判はする気もないし
ファンサイトのBBSであえて不満を述べる事もしない。
それを見て、不快になるファンもいる訳で、不快な思いするためのBBSではない。
ためになる情報を交換する場じゃないのか?ファンサイトのBBSは。


だから、あえて私もミスチルのBBSでくだらぬスレを立てている人間に
言いたい事は沢山あるが、
それを読んで喧嘩する価値は何もないので、
自分のブログで想いをぶちまけているわけです。


 


私は、「深海」の頃のミスチルの楽曲は嫌いじゃないけど
「DISCOVERY」以降の楽曲の方が興味深い。
まるで「深海」から這い上がってくるように
「DISCOVE」以降のアルバムは、毎回リリースする度に、進化がはっきり見える。


「DISCOVERY」以前のアルバムの中にも好きな曲は何曲かあるが、
アルバムを一枚全て聞きこむほどは、共感する事はできない。
しかし、そういったメンバーたちの苦悩や迷いがつまったような
「深海」の時代があるからこそ、
今のミスチルがあるという事を理解している。


だから、初期のミスチルの楽曲に共感できなくても、嫌いじゃない。
それらはミスチル桜井和寿の歴史だから。


過去の群像に囚われている、一部の若いファンたちは、いつか大人になり家庭を持ち、
子どもが出来たとき、今のミスチルの境地を共感できるのかもしれない。



2007FNS歌謡祭「名もなき詩