「奇妙な夢」と「去年おこった最悪な出来事。」


他人の見た夢の話ほど、くだらない話はないのですが・・・
去年、自分の身に起こったある出来事(事件)とこの夢の内容が
妙にリンクする部分が多かったので、
自分でも忘れないために、
とりあえず、ここに記したいと思います。

絶壁に佇む、仙人と超人と私・・・

先週土日から風邪で寝込んだりしていて、未だに咽喉の痛みを患った状態で
夜はとても寝苦しい日々を送っておりました。
そんな中、見た夢なんですが。


私は、なぜか断崖絶壁の真上から、下を見下ろし、
今まさに、上から這い蹲って下に降りようとしているところだ。

夢の登場人物は、三人。
私と若い超人と仙人のような老人。
どういう関係なのかは不明ですが、どうやら供に旅をしている仲間のよう。
超人は、とてもかっこいい人で、
ドラゴンボールに出てくる悟空を少しクールにした感じのすごい人だった。


仙人は、テレビで見るイメージそのまま。
真っ白い髪は束ねられており、長く白い眉で目はかくれ、真っ白い長―い髭を風になびかせて
不敵な笑いを浮かべていた。


断崖絶壁は、まるでアメリカのデスバレーのように枯れ果てた地という感じの場所だ。
先ず一番先に、超人が降りはじめた。
それはもう、軽々がるとポンポンとテンポよく、かっこよく降りてゆく。
超人が降り始めると、次に仙人が。
仙人は、フワフワと少し不安定に絶壁の足場を移動していった。
私は一番最後に降り始めましたが、不思議と強い恐怖や不安はない。
ほんの少しの勇気で降り始めることができた。
現実では、私は高所恐怖症のため、絶対にありえない話なんだけど・・・


私が降り始めると、超人は少し下の方から、
「お、始めたか!」と優しく凛々しく見守っている感じで、
それが私の安心感を煽った。
絶壁はデコボコで、いくつかの大きな足場があり、
とても広くて体一つがスッポリと収まる。
しかも程よい間隔でその足場があったため、
まるで少しワイルドな階段を降りるがごとくの姿勢で
背中を絶壁側にして、お尻を壁に擦りつけながら、ズリズリと降り始めた。
普通に考えると、ものすごく恐ろしい光景だ。

跳びつく仙人

一歩目の足場で、とりあえず周りの様子を見て、二歩目に行こうとした。
しかし、先に降りたはずの仙人が
なぜかいつまでも横に平行移動しているだけで下に降りておらず、
そうかと気づいた瞬間、いきなり私の目の前に跳びついてきて、
私の体にぶら下がる格好になっていた。


仙人はまるで助けを請うような感じで、私にぶら下がっている。
しかし、私は超人でも仙人でもなく、ただのか弱い女である。
仙人を助けられるどころか、もちこたえることが出来ずに、
そのまま仙人とともに絶壁から下へ真っ逆さま!!
落ちていったのだ・・・・・


落ちていっている間、私は「絶対に超人か仙人がなんとかしてくれる・・・」
なんて、思いっきり他力本願な気持ちでいたけれど、
かっこいいヒーローが現れる事は無く、
結局だれにも助けられることなく、
そのままフツーに何のサプライズもなく
私の体は下へと落ちていった・・・


落ちる原因となった張本人・仙人は・・・
当然仙人だから、全くの無傷。むかつく。
下へと叩きつけられた私は、まるで漫画みたいに
顔面を下にした状態で大の字になって、
砂埃が立ちこめる中、シーン・・・として、ピリクとも動かない。
助けることができなかった超人と仙人が
「大丈夫かぁ〜!」と私に駆け寄ってきた。
(今更かよ〜、おっそいっつーの!と心の中でつぶやく私・・)

生きてる・・・!

問題の私はというと・・・・
ものすごい高さで落ちたはずの私の体は、驚くべく事にほとんど無傷で、
両膝に少し痛みを感じる程の軽傷ですんでいたのだ。
私は、落ちた瞬間の事をはっきり覚えていて、
まず、落ちている間あまりスピードがなく、加速度がついていかなかった事、
叩きつけられ時は、確かに衝撃を受けたはずなのに、痛みを殆ど感じなかった事。


起き上がって、足を少し痛めたことに気付いたが、
なんとか歩ける感じである。
私は、旅仲間の超人と仙人に両腕を抱えられながら、ゆっくりと渓谷の先を進み、
また旅の続きを・・・・


・・・そこで夢が醒めた。
夢だから、奇妙なのは当然で、
なんかつじつまの合わない事なんかも出てくるんだけど、
こんなにリアルな夢は、久しぶりに見た。
あまりに衝撃的な夢だったので、忘れたくなくてここに記すことにした。
珍しく、夢見うらないをしてもらいたいって思った。
どういう意味があるのか、気になる。
ただ、悪い夢ではないと確信はしている。
落ちてしまったけれど、軽傷ですみ、仲間に支えられながら
また次に進んでゆく・・・
という最後が、なんかポジティブに感じる。


この夢を見た時に、ある事件とリンクしている事に気づいた。
それは、去年の夏、
自身の人生の中で一番最悪な出来事。
ある人物による犯罪行為から起こった、一連の出来事だ。(仕事での出来事)
でも、この夢を見て、あんな出来事はたいしたことでもなかったんだな、と戒められているような気がします。
嫌なことはさっさと忘れて、人生楽しみを見つけていけねば!!