寸又峡ツーリング


落ち着いて書く暇がなかったので、何回かツーリングにでかけたものの、すっかり書けないで時が過ぎてしまった。


少し遡るが、11/17土曜日、静岡県奥大井方面の寸又峡に行ってきた。
天気は、前日の天気予報ではツーリング日和の好天のはすだったのに、
朝になったら曇りに変わっていて、ほとんど太陽も出ずにとても寒かったが、
今年の秋から大活躍のヒーターベストとバイクのシートヒーターのお陰で、
かなり快適なツーリングをする事が出来た。


寸又峡なんて、あまり聞いたことないので、そんなに混んでいないだろうと思ったけど、
丁度、紅葉シーズンということもあり、観光バスのために通行規制が行われていて、
途中、何箇所か片側通行を強いられて、その度に15分くらい待たされた。
山道の為、道がとても狭く、観光バスが通行するとすれ違いが全くできない道であった。
規制しないと、交通が麻痺してしまう。
仕方がないと思いつつも、あんまり長いので待たされている間はとても苦痛であった。



それでも、私たちは朝早く出た事が幸いして、交通規制以外はそれほど渋滞には遭遇しなかった。
R246厚木インターから東名高速にのり、静岡インターでおりて、
ただひたすら奥大井方面へ寸又峡を目指して、ひた走った。
脇には、ずっと大井川が流れていて、まだ紅葉には少し早いかなと思うような景色が続いた。
上へ上がるほど、紅葉が進んでゆき、目的地の寸又峡では、そこそこ彩づいていた。
しかし、紅葉シーズンのために観光客が多く、
この二〜三日間にかぎり、大駐車場からメインのつり橋まで歩行者天国になっていて、
そのつり橋まで行くのに、一時間以上かかりそうな感じだった。
それでもせっかく来たんだからと、歩きたくなさそうな主人を伴い、ボチボチ歩き始めた。
途中、30分くらい歩いたところから、寸又峡の全容が見えてきて、
渓谷にかかる「虹のつり橋」なるものを発見。
そこを渡るためには、また30分くらい下へ降らないと行くことが出来ない。
さらに、その日は例の交通規制と同じく、つり橋も規制されていて、
一方通行でしか渡れなくなっていた。
歩く場所には、すれ違えないほどの細い板が引いてあるような、
けっこう原始的な怖―い吊り橋だったのだ。
問題は渡りきった後のこと。一度国道へでてから再び山道へはいり、
何百段の階段を登ってこなくちゃ帰れない・・・・とのこと。
そうと知って、迷わずつり橋まで行くのを諦め、上から眺めるだけ眺めて、引き返した。


帰り道。・・お昼頃だが、その頃には反対車線はかなり混み始めていた。
さらに交通規制が追い討ちをかけていて、長蛇の列になっていた。
早起きは三文の得っていうけど、その言葉を実感した。
さらに帰り道で珍しいものに遭遇した。
蒸気機関車とすれ違ったのである。
いきなり汽笛をならすもんだから、びっくりした。
ちょうど信号待ちだったので、じっくりに見ることができたけど、なかなかかっこよかったなー。
あの独特な走る音とといい、煙突からの灰煙といい、鉄子じゃないけど、
実際に走っている機関車を見たのって初めてだったので、少し感動した。


寸又峡の感想。たしかに、虹の吊り橋を上から望んだ風景は、渓谷がとても美しく、
ちょうど晴れ間も少し出てきたところだったので、川も蒼く澄んで見えて綺麗だったが、
紅葉に関しては、イマイチ。針葉樹が多すぎ。
その前に行った大菩薩ラインの紅葉の方が素晴らしかったかなぁ。