春爛漫の掛川城


4月5日、日曜日 花曇
さっそく高速道路1000円の恩恵を受けようと、ちょっとだけロングな花見ツーリングにでかけた。
(厚木IC〜掛川IC)
最初の週末は渋滞が予想されたので、一週間ずらして行ってまいりました。



高速道路1000円解禁から間もないので、きっとかなりの渋滞だろうと予測し
朝5時起き、30分後に出発。



しかし予想よりも渋滞はほとんどなく、行きも帰りもスイスイと快適なツーリングを楽しむことができた。



当初の予定は、焼津でマグロでも食べてこようか・・・と計画を立てていたが、
恐れていた渋滞がなかったので、少し足をのばして掛川ICで降りた。


掛川で降りる車はほとんど無かった。



PAなどの人々の会話からは・・・
同じ料金でより遠くまで・・・しかし、都市部の渋滞は避けたい・・・
という雰囲気をかもし出しており、
浜名湖まで行ってみようか・・・・という人達が多そうであった。
しかし、私たちは浜名湖まで行ってもする事がなかったので(ついでに私はウナギが苦手)
あまり人がいなさそうな掛川で降りたのでした〜




※余談・・・掛川といえば、7月にap bank fes’が行われる、『つま恋』があるところです☆



掛川城を見学。
※ 『巧妙が辻』で有名な山内一豊が入った城。



大手門側の駐車場は立体式で、パイクの駐車に困っているところ、
駐車場の管理人さんが、一階の駐輪場に誘導してくれた。
バイクの特権☆一日100円で駐車させていただけました。ありがとうございます!!




朝早かったせいもあるが、大河ドラマのブームはすっかり去ったようで
観光地としては、ちと寂しい賑わいだった。




駐車場から天守閣に向かう入り口・・・大手門で出会った枝垂桜は七部咲き。




日本で初めて、木造の天守閣を再現したという掛川城
外観三層、内部四階、内部の広さは六間×五間(約12m×10m)



天守閣を囲む桜は、ほぼ満開。



天守閣に入場したは、ちょうど9時頃。
内部はそれほど広くなかったが、平成6年に復元されたという事もあり、
中はまるで新築のように、ピッカピッカ☆



城の内部壁際の床には、敵が攻めて来たときに石をおとして応戦する隙間が作られていた。
また、天守へ上るための階段はかなりの急勾配。



敵が侵入したときに、攻めにくいよう作られている、日本の城の特徴。
実際は登るときよりも下る方が怖い。
すべり落ちそうだったので、手すりに沿って横向き(カニ歩き)で下りた。



この日の掛川城は空いていて、のんびりとゆっくり観覧ができ、非常に気分よく過ごせた。



※余談・・・階段の急勾配で、ふと松本城を思い出した。
天守まで6階くらいまであったような・・・
で、城の内部は広く、人々で混雑しており、
急勾配の階段を登る時も、上り下りの人々で混雑しており、登って降りるだけで結構時間がかかって、非常に疲れた思い出がある。
ただ、松本城は復元でなく、ほぼ当時のままの現存であるため、
歴史的な価値と重みは、ひしひしと伝わってきた。




天守閣から望む、満開の桜。
 



城の向かいには、大きな御殿。
こちらは復元ではなく、現存する数少ない城郭御殿だそうだ。



中は、ものすごくただっ広かった。
いくつも部屋があり、当時の目付・奉行などのそれぞれの役職の部屋や、警護詰め所があり、
また、北側の陽の当たらない暗く狭い部屋は、下級武士や足軽たちの部屋になっていた。
御殿の出入り口はいくつかあり、目付や奉行たちと、下級武士や足軽などは別に出入りを強いられていたようだ。



御殿の中(大広間)



今回、天守閣・御殿・美術館の通し券を購入したので、
美術館で『牧野宗則展』を観覧した。
この方に対する知識は全くなかったが、現代浮世絵の有名な版画家だったようである。


※作品は撮影できなかったため、インターネットのサイトから拝借しました。



『華の風』


出身地の静岡県の風景、主に富士山や海、自然の造形美を
独自の感性で、江戸時代の浮世絵版画の工程を再現して制作した作品の数々。
それはそれは、版画とは思えない非常に美しい色彩だった。


独特なその色彩は、神秘的でもあり、慈愛にもあふれている『光』を放っていた。


『五彩の海』




ロビーには、牧野氏が一つの作品をデッサン・彫る作業、刷る作業の工程をビデオで流しており、
それもまた、感動した。



何十枚の版を彫る作業と、それ以上の枚数を摺る作業。
しかも、250枚もの作品を一人で一気に摺りあげてゆく様は、本当に凄かった。
気の遠くなるような作業を
一枚一枚、魂を込めるように丹念に仕上げてゆく・・・・



色の出し方、色合いなどは、摺る作業ひとつで変わってきてしまうため
お一人で全ての工程を制作する事に拘っているようだった。



 
(左から)『永遠に』・『天空の花』・『まほろば』



木版画家 『牧野宗則』
中学生時代に、北斎・広重の浮世絵版画に魅せられ、京都や東京の彫師・摺師より20年の歳月をかけて伝統木版画を習得。
江戸時代に始まる浮世絵版画は、すべて絵師・彫師・摺師による分業制作だったが、牧野氏は自らの感動を表現するために、すべての工程を手がけ、時には30を越える版を彫り、45度を越える摺りを重ね、究極の技をもって美の追求をしている。
その作品は、自然の生命が輝き、光と色彩がきらめき、生きる喜びに満ちている。
(掛川市二の丸美術館・パンフレットより)





掛川城の見学後、時間はまだお昼頃。
しかし、帰り渋滞にあいたくなかった為、超早い家路へつくことに。
途中、日本平(登り)PAにてお昼をとった。


主人は、『桜えび焼き茶そば定食』まぁまぁだったそうです。



私は、『日本平定食』
マグロの刺身はまあまあ・・・かな。牛一口ステーキは微妙・・オージービーフっぽかったです。


日本平PAにて。バイクと桜





おみやげ・・・・掛川 城の餅本舗(たこまん)さんで購入。



☆第一弾、その名も『城の餅』
 
山内家の家紋ぼた餅。
一口くらいのお茶風味のお餅が
喉ごしの良いこしあんで包まれていました。
こしあんには、家紋が刻まれ・・・
とっても美味しかったです!!
(12個入りを購入840円)


☆第二段、『遠州フロマージュ

フワフワのスポンジケーキ(初めての食感に感動)に
クドすぎず、甘すぎず、ほのかにチーズの香りがするクリームがサンドされておりました。
こちらも、美味・・・・・!!思わず、満面の笑みが浮かんでしまうような、幸せ〜な気分になりました♪
(バラで二つ購入158円×2)