手術しました。

非常に私的な話をします。

５年程前から腹部にポコッと出来ていた良性の腫瘍(ふんりゅう・・・またの名をアテローム)を突然思い立って水曜日に切除してきました。
切らなきゃ切らなきゃってずっと思っていたら、結局直径３センチ(見た目は1センチ)にまで成長しちゃいました。

そのまま育てて、内部で破裂でもしたら炎症おこしてしまって、手術もすぐにできなくなっちゃうらしく、
そんな事をネットで調べていたら、いてもたってもいられず
急遽前日の夜中に決心しました。

どうせ切るなら・・・と思い、できるだけ評判の良い病院をネットで捜したところ
神奈川県内の口コミで一番良さそうなところ見つけました。

皮膚科兼、形成外科。両方を専門としている先生で
遠くから来た人の場合、その日に手術してくれるという口コミを頼りに
電車で一時間以上もかかるJR南武線・矢向の駅前の某病院に伺いました。

ネットの口コミどおり、先生はとっても気さくな方で
｢遠いところからよく来たね｣と言って、その日に手術してくださいました。

｢なんでこんな遠くから?｣と聞かれて、｢ネットの口コミです｣といったら
先生は｢やっぱりか！｣と苦笑い

口コミで広まってから、すごいたくさん手術の外来が増えたそうです。
嬉しい反面、すごく忙しそうでした。

私も、口コミどおりなら混んでるだろうなと睨み、でも初診の日に手術してもらいたかったので
あえて急遽、水曜日に伺ったわけです。
この日、関東は台風上陸真近で一日雨の予報でした。
あまりこういう日に病院に行く人少ないだろうなぁ・・・と思ったら、予想的中。
病院に10時30分頃つきましたが、外来はだれもおりませんでした。

もうそれは運も良かった。。
私の診察の後、三人ほど見えましたが、その外来の診察が終わってからすぐに手術をしてくれました。

その日、看護婦さんがお子さんの急な発熱でお休みしていたため、
先生がすべて一人で用意してすべて処置をしてくれました。

手術の間は、恐怖感を与えないように、気さくに話かけてくれたり・・

約20分間の短い手術でした。

すごいのは、その日の夜から普通にシャワーをあびてよいという事。
しかも、次に病院に伺うのは一週間後の抜糸の日だけで
その日まで、一度も消毒しなくて良いそうです。
医療用テープを上から貼りつけ、そのテープも毎日変えなくて良いと。
もし剥がれたら、新しいテープを貼る。剥がれなかったら何もしなくて良いとのこと。

非常に驚いていたら、
｢口コミにそういう事は書いてくれないんだなぁ・・・うちは、それが一番の売りなんだよ！｣

先生曰く｢ちゃんと綺麗に縫っていれば、余計な事を一切しなくてもいいんだよ。｣
だそうです。

そして最後に・・・
｢これ、電車賃ね。遠いところから来てくれたから｣
といって、手術跡に貼るテープを一巻いただきました！
本当に楽しくて優しい先生でした。

お薬は
感染症予防と化膿止め(兼鎮痛剤)を処方されました。

そのまま会社に出勤。

麻酔が切れてきた頃、少し手術跡が疼く感じがありましたが、痛みは少なかったです。
小さな手術ですが、皮膚を切り、縫うわけですから・・・
先生によって、随分と差があるようです。

縫い痕が突っ張った感じというが、全くないのです。
これが普通だと思ってましたが、
会社の人は何回か縫っていて、下手な先生にやられるとつっぱった感がすごいみたいです。
さらに、皮膚が盛り上がってしまったりとか。
麻酔が切れたあとの痛みがヒドイ人もいるようなので、
少し遠くても、腕の良い先生を選ぶのが大事なんですね。。

次の日。
手術の痕に関して、全く痛みはなく、順調に皮膚が再生している模様です。

しかし・・
それとは別に・・・非常に苦しんだ日でもあります。
麻酔をかけた次の日、一日頭痛にさいなまれる・・・というやっかいな体質の持ち主なのです。
これは、ほぼ99％襲ってきます。
麻酔が体質に合わないのでしょう。
とはいうものの、麻酔をしないわけにはいかない。
手術や歯医者が嫌いなのは、一番にこの後遺症の事が頭をよぎるからです。

しかもこの頭痛、吐き気をともなうもので非常に辛かった。
今回は麻酔の量が歯医者などで使用する量より多めだったからのでしょう。
二日目まで長引き、体調は最悪でした。
計算していたのは一日の頭痛だったので、もともと木曜日仕事を休みにしていたので一日は家で休むことができましたが
次の金曜日は職場に這いずって出勤しました・・・

そして、今日ようやく、元気を取り戻しました〜

もともと頭痛持ちだし。もしかしたら脳に何か問題があるのかもしれない。
しかし、この体質は小学校四年生の時に気づいたもので
盲腸の手術で初めて下半身麻酔をかけた時、なんと術後5日間もひどい頭痛に悩まされたんです。
麻酔の量と頭痛に悩まされる時間が比例する事は、今回初めて認識したわけですが。

とりあえず、難関の麻酔の後遺症を乗り切って
ほっ一息ついてます。

５年間も四六時中、気になって気になって仕方なかった腫れ物が無くなったんだから！！
これですっきりした気持ちでミスチルのコンサートにも参加できるぅ〜♪