桃源郷の春



4月12日 日曜日 晴れ
前日、29度近くまで気温が上昇した土曜日。
日曜日は、気温も20度前後くらいに下がったものの、とても良い天候に恵まれ
非常に過ごし易い陽気となった。
まさにツーリング日和



朝、6時に出発。
八王子バイパス〜(中央高速)八王子IC〜勝沼IC
何気に混んでいる。自然渋滞で、小仏トンネルの手前からすでに混雑・・・
高速1000円になった影響か、高速道路に乗り慣れていない人たちが目立つ。


自然渋滞の原因、下り坂での急加速、その後、上り坂で急失速・・・を繰り返す車たち。
もっと酷いのは、高速道路だというのに、
車間距離を詰めてはブレーキをやたら踏む車たち。
トンネル内で頻繁にブレーキを踏む車たち。
ウィンカーを出さない車・・・ムカッ!


や、やめてぇ〜!お願いだから、事故とか起こして巻き込まないで〜!!



と、言っている間に、目的の勝沼ICに無事到着。
桃源郷に行くとき、一宮御坂ICで降りるのが一般的だが、
うち(ダンナ)は、なぜか一つ手前の勝沼ICで降りる。
そして、勝沼の葡萄園に囲まれた一般道を通って、桃園へと向かう。




去年の同じ頃の桃源郷は、標高の高い場所では6部〜7部咲きだったが、
今年は桜と同じく、開花から満開になるまでに時間がかかったようで、
下の方から上まで、見事なまでにほぼ満開であった。
次の土日で見頃は終わりそうである。


私はここの桃の花が大好きで
毎年、この時期にお花見に来るのを楽しみにしている♪


陽気が良かったので、てっぺんの展望台から花を愛でながら
ゆっくり徒歩で降ろうと主人を誘ったが
『俺はバイクでゆっくり降りるから』と、一人バイクにまたがった。
まあ、歩いてまた駐車場まで登るのも大変だしね・・・いっか。一人で歩こう。



 


私はマイペースでゆっくり降るつもりが、ダンナが横からバイクで降ってゆくもので、
置いてかれたらヤダっ!と、ついつい小走りで降りる事に。
半分くらいまで降りた所で、私もバイクの後ろに乗った。



しかし。この小走りで降った行動により、後からとんでもない事になった。
二日間、筋肉痛のために、膝から下の脛とフクロハギがぁ・・・激痛に襲われぇ〜・・
歩くのも困難なことに・・・


実は、今も少しまだ痛みが残っている始末・・
本日(午前中)のボウリングの試合に支障が出ないかと心配したが、
何とか無事投げきることができた。(スコアは良くなかったが、決して足のせいではない・・・)
やれやれ。相変わらず足腰が弱い事を思い知らされた。
少し鍛えないとなぁ・・ボウリングのために。



桃源郷を去り、河口湖・青木ヶ原樹海経由で朝霧高原(富士宮)へ向かった。
そして『ミルクランド』到着〜



ここのジェラード工房で『黒ゴマ豆乳アイス』350円を食べた。


味はまぁまぁだが、絶品とまではいえない・・・
若い店員の態度があまり良くない。



☆余談☆
・・・実は地元のジェラード屋さんの方が美味しかったりする。
※<イタリアンジェラード>町田アイス工房ラッテ
シングル250円、ダブル350円と値段も手ごろ。
ここのパンプキンが最高、この店でしか味わえないまろやかさ。
全体的にコクがあって甘すぎないのが特徴。





話は『ミルクランド』に戻り
ここには、牛や馬・羊・ヤギ・七面鳥・ウサギなどの動物たちがいる
牧場<ふれあい広場>がある。


 
☆余談パート2☆ボウリングの3連続ストライクの事を「ターキー」という。
七面鳥の事です。



ヤギのポン太。長老のような風格だった。


名称どおり、動物たちとふれあう事ができる。
有料だが、乳搾り体験や乗馬などもできる。



本日の乳搾り体験の当番、「すずちゃん」(一回300円)



富士山とお馬さん。引き馬体験100M走行(一回500円・約5分)


他、ロバ、仔やぎのお散歩(約20分、それぞれ300円)
小動物への餌付け体験もあり。


牧場内は出入り自由で、動物たちに近づいたり、見学するのは無料。


なんといっても、仔ヤギたちとジャージー牛の仔牛がとっても愛らしくて
いつまで見ていても飽きない♪


 
元気な仔ヤギが何匹も。親のいる網を簡単にすり抜けて、牧場内を徘徊していた。



 
ジャージー牛の仔牛。愛らしいぱっちりとした瞳。毛並みが綺麗。




ふっと気付くと、ダンナさまの姿がない。(すでに駐車場へ移動してた・・・)
ノンビリしすぎて、またダンナに置いてかれた(汗っ)!!



駐車場から望む富士山



早朝から出てきたせいか、時間はたっぷりと余裕あり。
『ミルクランド』にたっぷり滞在したわりには、時刻はまだAM10時半頃。


帰りは、本栖湖経由〜富士吉田〜山中湖


山中湖に11時00分ちょっと過ぎだったかな。わりかし早く着いた。
ここで、『しじみラーメン』を食す。


あっさりした塩味の透明なスープ。
しじみが、申し訳程度に何個か入っていた。
開店間もないからか、人気がないからかは知らないが、お客は私たちだけだった。
店主が何やら色々と話かけてくる。


『めずらしいね、バイクのお客さんはほとんどが“ほうとう”の店に行くのに』
私たちは、ただたんに「ほうとう」が好きじゃないだけです。



店主の話は続く
『“ほうとう”なんて、1200円も出して食べに来るのは馬鹿みたいだよ。
あれは、戦時中や戦後、米がなかった時代に作られた経済料理で
すいとん”とある具材をブッこんで、ゴッタ煮にした食べ物だよ・・・』


というような話(愚痴)を語っていた。
どうやら「ほうとう」にすっかりお客さんをとられてしまっているらしい。


しじみラーメンの味は・・・まぁまぁ・・。美味しいといえば、美味しい。
750円という値段は、少し高い気がする。
あっさりしすぎているので、少し物足りなさを感じた。
その点は自覚しているのか、店主が言うには
『途中まで食べたら、ラー油を入れてみてください。香ばしくなって味が変わりますので』
と味変を薦めてきた。
なるほど。


うちの主人は、サイドメニューにワカサギのフライを頼んだ。(700円)


店主曰く
『ワカサギが獲れるのがこの季節までだから、うちではもう最後のワカサギだよ。
この辺の店では、一年中名物だと言ってワカサギを出してる店があるが、
実際は冬と春先以外は獲れないから、中国産の輸入物を取り扱ってるんだよ』



ほぉ〜・・・そうでしたか。
ワカサギといえば、冬の風物詩ですものね。たしかに。



帰り道の『道志の道の駅』。
山菜天ぷら(1パック300円)を食す。(去年までは200円だった・・)
2パック買ったが、ちょうどクレソンがきれて
「代わりに『コゴミ』を二本いれます・・・」と言われたが
入っていたのは恐らく『ゼンマイ』のようなものが二本・・・
硬くて、イマイチで損した気分になった。
『たらの芽』って初めて認識して食べてみたけど、苦いのね。
他、よく分からない葉っぱと、椎茸が入っていた。



帰り際、ちょうど入れ違いに暴走族集団が道の駅に入ってきた。
そーいえば、日曜日の正午に遭遇する機会が多いような気がする。